海 に 溶 け る 。


そのあと、あたしたちは一言も話さなかった。


あたしは小さく丸くなりひたすら嗚咽をもらして

直はただ黙って車を走らせていた。




この静寂の中で、もう二度と起きあがれなくなって消えたらいいのに。




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