龍神×紅蓮
2章

隠された真実



正式に紅蓮の姫になって、あと残り1ヶ月で夏休み。


……っていう時に、嵐がやって来た。


あたし達7人は朝から授業をサボって屋上にいた。


もうすぐ1時間目が終わる。


キーンコーンカーンコーン


あ、ほら。


「2時間目って、何だっけ?」


正座したあたしの膝の上に頭を乗せて転がってる椿が目を擦りながら言った。


「数学じゃなかったっけ?」


そんな椿の頭を撫でる。


可愛い…


最近、ますます椿があたしにべったりで。


子猫みたいで可愛すぎて困っちゃう。


ちなみに、他の奴らはというと…


蓮華はフェンスにもたれて寝てて、颯斗はパソコンいじり。


そういえば最近知ったけど、実は颯斗が全国No.2のハッカー''knight''だった。


紅蓮の情報係ってやつ。


んで、平次は電話中、桐はスマホゲーム、洋介は読書。


みんな思い思いにやってる。


最近は族同士の争いが無くて平和だよ。


あ、そういえば姫になった日の翌日、龍神の倉庫に報告を兼ねて遊びに行った___

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