「 力を持つ人間が必ずしもいい使い方をするとは限んないだろ?

ましてなんの苦労もしないで、生まれつき備わってるモンだったら、良いも悪いも使う人間次第で変わってくるからな 」




・・・あ。



Blue dollのカイドウとコブの顔が浮かんだ。



思い出したくもない顔……



あいつらも生まれつきのPSY能力保持者。
良い力の使い方など知らない、悪い方にばかりに力を注いだ奴ら……




「 まあ……オレらがコイツならって、しるしをつけた人間でさえ、悪い方に力を使っちまった奴もいる。

人間は完璧じゃない……

どんな人間だってさ、善悪どちらにも転ぶ可能性があるんだよ 」



伯耆坊は目を細めて遠くを見つめた。


物悲しい雰囲気に、少し周りの空気が冷えた気がした。




「……しっかし、どんどんタチが悪くなってんのは確かだな。

おまえ殴ってた奴らもそうだ。薬使って人体実験して、超能力を持つ人間を作り出すなんて、

おまえの第六感、ESPっつーの?それも無理やり作り出されたモンだったしな 」




「・・・・・・ 」



あたしは、あの地下実験室の事を思い出した。


想像を絶するあの光景が、まざまざに頭に蘇る。


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超能力    切ない  バトル  成長  仲間    ヤクザ  暴走族