好きだったから・・・・


思い立ったら吉日


宗近さんと私は夜勤


佑香は夜勤とは無関係だったがかげから紗江をにらんでいた

楽しそうに二人で見回る姿に
私が横にいたはずなのに、宗近
その笑顔私にちょうだい

紗江に向けないで

私はもう紗江を・・・・・
と思うと

紗江の背後から
背中に向けて一突きした

「キャー」と叫んで振り返った
時紗江の脇腹にもうひとつきした


「「佑香」さん」

「佑香、お前はなにしやがる?紗江には何にも関係ないだろ?
刺すなら俺だろ?」


「紗江がいるから宗近が私に振り向かないのよ、消えて頂戴」と薄笑いを浮かべて

「お願いね、早く消えて・・・」




紗江は出せる力を振り絞って

「そうね私がいなかったら・・・」と笑って目を閉じた


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