茜‥‥side

今度ばかりは、あの男を
許すことはできない。

娘の弥生の相手として
選んだ、私達が間違っていた。

夢穂は、あの女の弟と結婚した時も
私を理由に脅されて。
私に、何も言わずに結婚した。

弟も、あの女に脅されて
可哀想に。

今回も、また、
私や夢穂の恋人を理由に脅すなんて
・・・許せない。

私の主人は、結城財閥の後取りで
私は、イタリアの財閥の出だ。
(モーガン家。)
モーガン家の父が、日本から留学していた
母にベタぼれをして
二人は結婚したみたいだ。
兄と私は日本の血がこく
姉二人は、イタリアの血がこいように
思われた。

主人は、イタリアの実家を
頼らなくても、俺が幸せに
してみせると、今の結城を
つくりあげた。

私の両親は、結城を凄く気にいって
くれていた。
両親は、自分等が亡き後も
何かあれば、私を助けるように
言い残していたので
私は、兄姉達にずっと可愛がって
もらっていた。

そんな兄に、私は連絡をした。
兄は、結城オリエントコーポレーションを
直ぐに調べあげて
「あまり、価値はなさそうだが
茜の頼みだから」
と、言ってくれた。

これで、結城は、終わるだろう。

後は、
「大賀、ここを出ます。
明日、夢穂のお相手に
お会いしたら、直ぐに移りますから
準備を。
ここだけをあの男に残してやります。

弥生との約束だったから。
あの男は、今の家も無くすから。」
「かしこまりました。
あちらのお住まい、手入れをして
おいて、よろしかったですね。
全て、皐月様(茜の兄)が、きちんと
やってくださいますね。」
「やっと、頼ってきた
と、言われました。
まったく、お兄さまは、かわらないわ。
うふふっ。」
と、言うと

大賀は、嬉しそうにしていた。