クールな御曹司の甘いお仕置き
俺をハラハラさせる女なんて世界中探しても美緒しかいない。

生まれた時から俺の運命の相手って決っていたのかもな。

俺には美緒だけなんだ。

そう認めてしまえば、心の中はすっきりして……。

「俺にはお前だけだよ」

美緒の寝顔を見ながら愛おしげに呟く。

こいつと歩む未来。

きっとハラハラ、ドキドキの連続なんだろうな。

子供が出来たら少しは母親らしくなるのだろうか?

美緒が息子に「母さん、駄目だよ」って怒られる姿をつい想像して笑ってしまう。

ある意味楽しみだな。

美緒のサラサラの髪を優しく撫でながら、俺は車窓から見える綺麗な月を満足げに眺めた。
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