僕は何度でも、君の名前を呼ぶよ。


アイに突き飛ばされて、トラックに轢かれるのは免れた俺。


この、光景にも見覚えがあって。


…なんだっけ。


いつのことだっけ。


…そう。


2年前、俺は———…。





———ゴン…ッ‼‼‼




「っ」



鈍い痛みが頭中を走る。

どうやら電柱に頭をぶつけたらしい。




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