いいかげん俺にしとけよ、先輩。(仮)
◆穂高先輩と入谷くん






「穂高せんぱーーい!!!」



廊下を歩いていると目の前を通り過ぎようとする先輩を見つけた




私が飛びっきりの笑顔で声をかけると



「おっ、姫ちゃん!」




先輩は何倍もの輝かしい笑顔で応えてくれて



私の心はきゅんんんっと反応する




素敵すぎて見惚れてしまうこの人は3年生の穂高 塁【ほだか るい】先輩



サッカー部のエースで頭も良くって、かっこよくて!



キラリと光るメガネはメガネフェチの私得く




そんな文武両道な先輩は勿論人気者でモッテモテ。




穂高先輩に思いを寄せている乙女は数知れず。




私、玖賀 姫乃【くが ひめの】も密かにその内の一人だったりする。



それにしても、朝一で先輩に会えるなんて今日の私はなんてラッキーなのでしょう




「先輩移動教室ですか?」



「そ!俺今日日直でさ」



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