土日は外に出ることもなく、家の中でずっと過ごした。

お母さんも仕事で疲れているせいか、部屋から出てくることはほとんどなく、食事も家事も一人で済ませて。



桃香と伊代からカフェに行こうと誘いのメッセージが届いたけれど、体調が優れないからと断った。



……あれから、本多くんから電話がかかってくることもなかった。




───そして、現在。

月曜日の朝、学校。





「この前は本多くんで、今日は椎葉くんかあ……。やるじゃん萌葉〜」



感心したようにため息を吐く桃香の隣で、伊代もニコニコと笑いながらうなずいている。




「だから、そういうのじゃないから……」

「椎葉くんと並んでる歩いてる姿見てたら、結構お似合いだったよー?」

「……」




桃香はあたしが何を言っても聞かないとわかっているから、否定するだけ時間と体力の無駄だと思い無言でかわしていると。





「あ〜、そういえば。体調はもういいの?」


伊代が思い出したようにそう尋ねてきた。