Spice‼︎
誰かのいる休日
ブランチを食べ終わり
風間が後片付けまでしてくれる。

梨花は寝不足のせいかベッドでウトウトしていた。

気がつくと風間が梨花の隣で梨花を見つめていた。

「帰らないの?」

「無防備ですね。僕の前で眠るなんて。」

「風間くんはオモチャでしょ?」

「オモチャだけど…男ですよ。
梨花さんが欲しい時は分かります。」

「今は要らないけど…」

「嘘だ…」

そう言って風間は梨花のセーターの中に手を入れる。

「あ、やっぱり。」

「何?」

「下着着けてないかなぁって…気になってた。」

「こんなセーターの上からわかるの?」

「分かりますよ。梨花さん大きいし…

無防備過ぎますよ。」

そしてそのまま風間と身体を重ねる。

日差しが梨花の白い肌に反射する。

「梨花さん…綺麗。」

風間はその肌を褒めて梨花は少しだけ幸せな気持ちになる。

そしてそれが終わると昼間から2人でお酒を飲んだ。

「夜することを昼にするのって
いけない事をするみたいに刺激的で気持ちよくない?」

「sex?それとも飲酒?」

「両方。

でもお酒はたまに昼から飲むけどね。」

「sexは?」

「相手が必要だから…」

梨花は桐原を思って寂しい顔をする。

それを包むように風間がキスをした。

「これからは僕が居ますよ。」

「うん。」

梨花は誰かと過ごす休日を久しぶりに経験して
楽しいと思った。

そしてまた風間の腕に身を任せた。










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