御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー

「涼とも話してたんだけどさ、ホントに近々4人で飲みに行こう!愚痴らなきゃやってらんない!!」


そんな悲痛な叫びを小声で言うので


「ホントに大変なんだね。聞くぐらいしか出来ないけど聞くから沢山愚痴っていいからね?」

そう言うと


「ホントに麻里花はいい子だね。毒消しになるね!」

その言葉に梨乃ちゃんが


「麻里花は昔っからこうだからね。のんびりしててゆったりしてるのよ。ちょっと抜けてたりするけど意外としっかりやる事はやるから良いんだよね。」


むー、2人がハキハキのテキパキさんだからってのんびりゆったりって。

2人と比べたらそうかもなぁ。

年の離れた末っ子だから父に母に兄まで皆が手を貸してくれてたしなぁ。

「梨乃ちゃんいつも助けてくれてありがとう。」

ニコッと言うと。

「「これだこれ!だから憎めないしつい甘やかしちゃうのよねぇ」」

と2人は言うので。


「これって、何を言ってるの?」

んー?と首を傾げると


「可愛い系で根っからの妹体質。お得ね。」
「ホントにこの妹気質はお得ね。」


「お姉ちゃん気質のがしっかり者でいいと思うよ?」


「人間無い物ねだりなもんだわね」

そう紗希ちゃんが締めくくり、後日予定を合わせて飲みに行く事は決定した!
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