無気力王子とじれ甘同居。
嘘でしょ松下くん


「よーしっ!バッチリっ!」


リビングを見渡しながら、達成感や爽快感に浸る。


今日は、待ちに待った同居する女の子が私の部屋に来る日。



窓の溝とか家具の後ろのホコリとか、全部ぜーんぶ綺麗にしたんだから!


まぁ、普段から綺麗にしとけばここまで大掃除になることもなかったんだけど…その話は置いておいて。


時計を見れば、午後5時半前。



そろそろやってくる頃だろう。



大家さんの話だと、すごく綺麗な女の子だって言ってたっけ。


緊張するけど、綺麗な子と仲良くなれたらすごく嬉しいなっ!想像だけでもうテンションMAXだよ。




─────ピンポーン



いろんな想像をして1人でニヤニヤとはしゃいでいると、玄関からチャイムが鳴った。





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