side 山野


旅行に来てまで仕事したくねーと思って機内モードにしてたから知らない間に高木ちゃんと森ちゃんからのLINEやらメールやら電話が溜まりまくっていた。


急いで高木ちゃんにかけ直したけど、出ず。
仕方なく森ちゃんにかけたらすぐに出た。


『何度もかけてごめんね〜。山ちゃんではないと思うんだけど…昨日発注かけたのが誰か分からなくって』


発注?
昨日は確か発注書を佐久間から手渡されて、担当者名も同じだったのを確認して上がったはず。


「佐久間じゃないの?」


在庫確認してたのが佐久間とつり目だったから、どっちかでやってって頼んだんだよな。
そしたら発注書に佐久間の名前が書かれてたから、佐久間がやったんだと思ったが。
つか、佐久間がやってないとおかしいんだけど。


『それがね、佐久間くんが発注したのは間違いないんだけど、その後、追加でアクセ類を発注した人がいるみたいなんだ』


追加?
俺は昨日閉店までいたけど、発注書を持って来たのは佐久間だけだぞ。


『佐久間くんに聞いても、追加はしてないって言ってるからね〜。しっちゃかめっちゃかなんだ〜。りんちゃんとか、一緒にいる?』


「ちょっと待ってて」


隣の部屋にノックもせず入ったらつり目も未来もスマホをいじっていたから、連絡があっだことを確認したばかりなんだろう。


「あたしじゃない」

「…なかちゃん」


未来に聞いたらなんか知ってる風に答えやがったから少し声を大きくしてもう1度聞いた。
そしたら中とかいうじゃねーか。

中はまだ2年目のポンコツだから発注させないようにしてたのに。

ふざけやがって。


「森ちゃん、中いんの?」


『え?なかちゃん?いるよ』


「代わって」

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