湖都子のポエム8

恋を教えてくれたのは、キミだよ


まさか勘違いしてたなんて……
メガネは似合わないから
キミに見せたくなかった

もしかして
メガネかけたら何か変わってた?

本当に大好きだった
好きで好きでたまらなくて……
こんな気持ち……今まで知らなかった

やっとつかまえた
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一緒に会ってるけど、付き合ってるわけじゃない。なのに、なんで俺……こんなに傷ついてんだろう?どうして、大地なんかを好きなのか……気になっていた。そして、聞いたんだ……

奈緖の初恋の話をきいて、嬉しかった。そんな勘違いで大地なんかにとられなくてよかったー。

奈緖の告白を聞いて……嬉しかった。
やっと、恋が叶った。

俊一に伝えたら、喜んでくれた。

家に帰ってから、奈緖に電話した。
「明日は、サッカー部の練習あるから見に来ない?」
「行ってみようかな?」
「ねー、俺のこと名前で呼んで?」
「え?なんで急に?」
「呼んで……」
「渚くん……」
女みたいな名前で嫌いだった名前。だけど、名前に呼ばれて嬉しかった。
「これからは、名前で呼んで……ね」
「でも、名前で呼ばれるの嫌いじゃなかった?」
「うん、嫌いだったよ。でも、奈緖には名前で呼んでほしいんだ。奈緖は特別だから……」
言ってて、恥ずかしくなった。顔が赤くなってるのがわかる。顔見られなくてよかったなー。
「特別……嬉しいな……私に恋を教えてくれたのは、渚くんだよ。」
はぅ……ますます赤くなる。
「俺に恋を教えてくれたのは、奈緖だよ。」



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