「先輩、甘えるってなんですか？」

「私が、やきもち？」

「さぁ、さぁ、みなさん！！やって来ましたよーーー、文化祭ーーーーー！！」





「「「「「イェーーーイ！！」」」」」





「さぁそれではー！その中にやりたいことをじゃんじゃん入れちゃってくださーい！」





この異様なテンションの高さ。





ついていくのがしんどい。





文化祭ってそんなに楽しいのかな？





「沙代ー？何にするか決めたー？」




「なーにも。実乃里は？」




「私はもちろんお化け屋敷でしょ！」




今はクラスで何をするかを決めているところ。





なんでも売り上げが一番多いところが優勝ってことで景品が貰えるとか？





「でもさ、ウチらがお化け屋敷したら実乃里は入れないんじゃないの？脅かす役でしょ？」





「あっ、そっか！！入れちゃったーーー！！」





実乃里馬鹿なの？





「じゃあ、私も入れてあげるよー。」





「わぁー！沙代やめてーー！私は脅かし役は嫌だよー！！」