政略結婚のススメ。
まさかの婚約成立...!?

「ふぅ...今日も平和ね〜」

私、アイリス・ノアイユは家の庭で呑気にお茶を飲んでいた。

私の家、ノアイユ家は古くからある伯爵家で建国された時からあったらしい。

伯爵家という身分ながら過去にも王女が伯爵家に嫁いできたりと王家の血は少ないながら入っているのでそこそこの身分は約束されている。

私には二つ年上の姉と三つ年上の兄がいるので家の事についてはほぼ兄と姉に任せっきりだ。

私は政略結婚なんてしたくない。
貴族の中からいい方を見つけて恋愛結婚をしたいと思っている。

__これが叶わなくて絶望するなんてこの時の私は知らなかった。

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