ピーターパンシンドローム

迷彩

『迷彩』


荒廃した街
忘れ去られた駅の改札
薄汚れた媒体に
溶け残ってく鈍いシグナル

沈み始めた言葉の端で
足踏みしてる期待とか
夕暮れ時に滲む明日も

どうせ僕らを置いていくから

理解できない
したくない

君に好きな人がいて
君を好きな人もいて
そんなことを知ったからって

何か憂いている彼がいるから

無色透明
まるで視えてないふりをした
それで平気なふりをした

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