60%でスキップ2~1ヶ月日記・17・9~


 で、とにかく自分の中できっとそれだろう、と思って一応の納得をしていた昨日、夜にお風呂に持ち込んだ本が、吉本ばななさんのエッセイだったんです。懐かしいわー、もうこれ30年前の本やんかー、今日はこれやでーと何気なく選んだ本だったんですが。「日々のこと」という題名で、幻冬舎文庫から出版されているものなのです。

 この中に、瀬戸内寂聴さんとの対談で、二人で不倫について話している時に、『最近の若い奥さんはまるで肉屋にソーセージを買いに行くように気軽に浮気をする。』(日々のこと 108ページ5行目)と表現したのを、吉本ばななさんは感動してらっしゃる。この表現力は凄い!と。吉本ばななさんが曰く、「ほんのひとことなのに文章のひだが細かく、奥深く、ペーソスもあり、ウィットもある」(日々のこと 108ページ8行目)と尊敬してらっしゃるんです。この人はやはり作家なのだなあ!と。

 私は何度もこの文章を読み返しました。

 何度も、なーんども。

 そして汗もダラダラ出て、あ、もう半身浴して30分経ったわ~と思ったころにようやく、何となく、吉本さんが感動した文章のよさというか、感じがわかってきたんです。でも最初はわからなかった。「そお?」ってな感じで。そんなに?良い文章なの、これって?って。

 ・・・やっぱり馬鹿なのかしら。

 それともピカソの絵を(特に晩年近くの)何度見ても凄いとか素敵だとか思えないのと一緒で、感性の問題なのかしら・・・。

 ううむ。

 とにかく「日本語が通じません」って返品されるのをなくなるように文章がうまくなりたいです・・・。どうやって勉強したらいいかしら。


 今日は土曜日なので、一気に買出しする日です。薬屋と100円ショップと業務スーパーを回ってさっき帰ってきました。お昼前に家族を使いまくって家中の掃除をし、昼からはうちのオカンがきて、もうすぐ誕生日を迎える娘へのプレゼントである新しいチャリを買ってくれるというので皆でいってきます。

 助かるわー、チャリ買ってくれるの。



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