ミンジュンが私を溺愛すぎる件
溺愛の日々は身を滅ぼす



詠美はジノとお茶を満喫した後、コンビニでミンジュンの好きな物をたくさん買い込んで部屋へ戻った。

こんなに豪華で素敵な部屋で、食事がコンビニの物というのもどうかと思ったが、でも、最初に二人が分かり合えたのが、このコンビニの焼き鳥だった。

詠美はジノと話せて上機嫌だった事もあり、デザートもたくさん買った。
ミンジュンが何時に帰って来るかは分からないが、詠美は何も食べずに待つ事にした。

すると、思いの外ミンジュンは早く帰って来た。
詠美が驚いて玄関へ出迎えると、コンビニの袋をぶら下げたミンジュンが立っている。


「ミンジュンさん、まさか、下のコンビニで?」


「焼き鳥、たくさん買ってきたぞ」


詠美は可笑しくて笑った。
全然違う国で生まれて育った二人なのに嬉しいくらいに気が合うのは、やっぱり何かしら縁があるのかな…?


ミンジュンはダイニングテーブルを見て苦笑いをした。
そこにはミンジュンが買った同じ焼き鳥が、綺麗に皿に上に並べられていたから。


「詠美も買ってきたの?」


詠美はクスクス笑いながら大きく頷く。

ミンジュンは自分が買ってきた焼き鳥も、その皿に並べた。



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