生きていくこと
いままでのこと
─1年生のころ─

入学式の前日、入学説明会と入寮準備の日、穂乃里に初めてあった。
2分の1の確立で先輩と相部屋になることもあるし、自分より大人っぽいし、きっと先輩だろうっておもって声をかけた。




「こんにちは。今日からお世話になります、白石ことはです」




「うん、よろしくね!私、佐々木穂乃里。家族以外の人と暮らすなんて初めてだから迷惑かけちゃうと思うけど、よろしくね!」




……あ、1年生だ。




「私もほぼ初めてです!お願いします」




こんなかんじでことはと穂乃里は微妙な出会いを果たしたのだった。
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