奏汰「親父、ちょっと診察室かりるよ?」

隆司「それは良いけど、どうした?」

隆司(タカシ)は俺の父親で、千紗の父親とも昔から仲が良い。

奏汰「千紗がね…」

俺がそう言うと、ベッドに座っている千紗と目を合わせる様にしゃがんで声をかけていた。

隆司「千紗ちゃん、久しぶりだね」

千紗「………(頷く)」

隆司「熱、高そうだね。ちょっと横になろうか」

親父が千紗のおでこに手をやると、一瞬ビクッとしたものの、少し落ち着いたみたいで、安心したような顔になった。
こういうところは、本当に尊敬するよ。