ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

命の成長

その日から、私の辛くも幸せな日々が始まった。

どうやら、私はつわりが酷い方らしいようで、大学にはなんとか行くものの、早退や、欠席などもしてしまう事も増えた。

食べることもままならない事も多く、一週間に二、三度楓摩に点滴を打ってもらう事も多かった。

点滴は、楓摩が考慮してくれたお陰で、家でして貰えることになった。

昼間は大学に行ったり、辛い日は家で休み

夜、楓摩が家に帰ってきてから、点滴を打ってもらい、そのまま眠る。

そんな生活を続けていた。
< 8 / 418 >

この作品をシェア

pagetop