残り100日の私と大好きな君
しばらくすると、看護師さんが来てくれて、痛み止めを入れたれた。

……でも、その時も、やっぱり点滴は嫌で沢山泣いちゃった…

奏汰くんの前なのに、いっぱい泣いちゃって、少し恥ずかしい……

…でも、私は、そんなことを考える前に、泣いたことによる疲れで、ウトウトとしてしまう。

奏汰くんは、そんな私を見て、優しく笑って、頭を撫でてくれた。

なんだか、奏汰くんにこうされると、胸があったかくなる。

辛いのに…その時だけ辛いのを忘れられる……

その時の私は、まだ、それが恋だと気付いてはいなかった。
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