千花とデートした翌日、落ち着いてから医局に戻ると19時過ぎ。

日勤だった千花は、先に家に帰っている。

戻ってすぐチカチカ光るスマホに気づいて手に取り見ると、真穂と結実からメッセージが来ていた。

「伯父様にも連絡したしうちの親にも話したから、結婚式は来月10日で決まりね!」

「式場も押さえたから、あとは千花姉さんのドレス選んでね!伊吹兄さんならサイズ、間違えずに選べるでしょ?」

とのメッセージだった。


俺は思わず頭を抱えた。

式はいずれする予定でいたが、まさか周りに準備されるとは。

「俺もそれなりに、いろいろ考えてたんだが?」

とメッセージを送ると、即既読がつき数分も経たずに返信が来る。

「子ども出来てからじゃ千花姉さんに素敵なドレスを着てもらえない!たとえ式はあとにしても早めに写真ぐらい撮るべき!」

「ウェディングドレスは、女子の夢なんだからね!」

そんな内容が鬼のような速さで返ってくる。

こういう所に現代っ子、高校生の若さを感じる。

確かに、ドレスは綺麗なうちに着たいとか女子的な意見は間違いじゃないのだろう。

「ドレス選びのアリバイ工作任せるぞ」

そうメッセージを送れば、またもや即返答が返ってくる。

「もちろん!任せて!」

頼もしい年下の従姉妹達に背中を押されて、俺は千花に喜んでもらえるような式を挙げられるよう動き出した。

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