幼なじみが好きでしょうがない

前に進むって決めたのに……



目が覚めると、ベッドの横に、大雅が座っていた。


「ん…大雅……?」

「お、大丈夫か……?」

「う、うん。」


ま、まさか……


「運んでくれたの…?」

「ああ。まあな。」


うそっ。
申し訳ない……。


「お、重かったよねっ、ごめんね!」

「あーー」













「まあ、牛並みに重かったな。」


は?



う、牛!?





「なっ!」

ははは。とバカにしたように笑ってる。



そう言えば、こんなふうに話したのいつぶり……。


あの時……『もうさ、お前うぜぇよ。』

って言われた時から話してなかったのに。



話せた。








ああ!!!!!


だめ!



私は、柊真と付き合ってるんだよ?



ダメだよ!!!!



大雅なんて、好きじゃない。



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