境界線

小さな旅立ち

とある少年は人とよく喋り、とても優しい性格だった。少年は人とよくはしゃいでいた。
両親はとても誇らしかった。ある時、大量で美味しい、貴重な白米などを使った料理を出された。少年は驚いたが、それを全て美味しそうに頬張った。次の日、母親は大きなリュックに色々と詰め込み、父親は少年とたくさん遊んだ。3日後…大きなリュックを持たされて、とても驚いている少年に、母親は、
「もうすぐ来るバスに乗ればいいんだよ。元気でな。気をつけていきな。私らの事は気にすんな。頑張りな。」と。そのあと少年の目の前に止まったバスに元気に乗り込んだ。両親はいつまでも、いつまでも手を振っていた。少年もまたいつまでも手を振っていた。





ここから少年の物語が始まる。
少年に訪れるのは絶望か、希望かそれとも…
儚い世界のほんの一部の物語を君に贈ろう。
さぁ、ページを開いて本の世界へお連れしよう