真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~
本当に愛してるのは......。

「ずっと、オレの傍に......」

ぼんやりとした瞼の裏を白く染める晴れやかな朝。

昨晩、セックスの後、私の身体から離れた広務さんは未だ早鳴りの鼓動を整えながら、まるで赤ちゃんを呼ぶような柔らかくて優しい声で私を温かい胸の中へ招き入れた。

私は彼の懐にすっぽり収まると、会話をするのも束の間、すぐさま意識が遠のいていった。

そして、気がつくと、夜は見事に明けていて彼とのベッドには真新しい朝が訪れていたーー。

「......おはよう」

ゆっくりと瞼を開けた私の様子を見守るように、広務さんが囁いた。

蜜月のベッドで一糸纏わぬ姿の私を抱いて眠り、今も腕の中で守る広務さんの静かな呼吸は、私の寝ぼけまなこのまつげを、そっと揺らした。

広務さんは幸せの源。

”幸せ”ーーその意味が今の私には、まるで手に取るように分かる。

一晩中愛しい男(ひと)の腕の中にいられたこと、目覚めると肌を包む優しい温もりに守られていること、広務さんが笑顔で、「おはよう」と言ってくれたこと......。

「おはよ......」

温かい彼の温もりと安堵感に満たされながら、私は小声で、はにかみながら彼に朝のあいさつをした。

< 127 / 315 >

この作品をシェア

pagetop