碧眼の副社長は愛をささやく
運命の出会い
「はい、みんな注目」

ぱんぱんと大きく手を叩いて、前川主任が声をかける。

「橘さん」

声をかけられ、はいと言って席を立つ。

「さっき、営業から報告があって、星資堂の広告、相手からOKが出た、
 それだけじゃなく・・・」

少しもったいぶったように、わざと間を開け、続ける。

「次も橘さんに頼みたいとの依頼だ!」

その言葉に、周りもわっと声を上げる。

「おめでとう」

「やるじゃん」

そんな声が次々とかかる。

「俺、負けないっすからね」

課の一人が、そんな事を言うと、先輩がぽかりと頭を叩く。

「先におめでとうって言いなさいよ」

そういって、にやりと私を見る。

「おめでとう、でも、私も負けないわよ」

「ありがとうございます」

笑顔でお礼を言う。
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