きゅんしちゅ
心遣い
バイト仲間での飲み会
まだのみ慣れなくてペース配分ができなかったうちの顔は真っ赤で
誰が見ても酔っ払ってた
周りの人も酔ってたけど、うちほどひどい人はいなかった

ラストオーダー時にはすでにいっぱいいっぱいだったのに梅酒をストレートでオーダー

頼んだからには飲まなきゃという気持ちと
飲み会の雰囲気から全部飲まなければと思った
酔ってて気持ちが良くて
(まぁなんとか飲めるでしょ)
って思いながらのみ進めていた

数人がお手洗いにたったときに残っていたAさんに悪ふざけでうちのお酒を勧めると

「これ全部飲もうとしてるの?」

「もちろん!残したらもったいないでしょ?」

「ふーん。んじゃもらうわ」

飲むのなんてちょっとでもよかったのにうちに飲ませすぎないようにって半分以上のんでくれた
お酒そんなに強くないのにがんばってくれた

それに「飲んでやるよ」とか「無理しすぎ」とかわざわざ口にしないで自然にやってくれた

このおかげでうちは限界すぎることもなく楽しく飲み会を終えられた



無言の気遣いが心に染みた
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