ヴァンパイアの花嫁
数刻後、レオンの使い魔によってレオナルドが屋敷にやってきた。


「お久しぶりでございます。レオン様」


レオナルドは深々とレオンに挨拶した。


「呼び寄せてすまない。診て欲しい人間がいる」


「人間?」


ヴァンパイアの王子が人間の娘を愛していると噂は聞いていたがまさかその方が患者なのだろうか?


病気なのか?


「私の大事な人だ」


「わかりました。診て見ましょう」


レオンは寝室にレオナルドを案内した。



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