天罰

6

「かんぱーい!!」

土曜日、今までお世話になった会社の人達に誘われて
私もこの飲み会にお邪魔することになった。

「今日は誘ってくれてありがとう」
「こちらこそ水城さんが来てくれて嬉しいですよ!
特に男性陣が喜んじゃってー」
「いやー相変わらず綺麗っすねぇ」
「いえいえ・・・」

おそらく新入社員の人達なのか
何人か知らない人も混じっていて
彼らは大人しく端っこの席で固まって座っていた。

「あ、営業部のアシスタントをしてる子達を紹介するね!」
そう言うと男女二人を連れてきた。

「片山くんと井沢さん。井沢さんは大野くんのアシスタントになったから
ちょうど水城さんの後釜って感じかな。片山くんも大野くんのアシスタントなんだけど
営業も一緒に同行してるのよ」

「あ、そうなんですね」
そう言うと二人に挨拶をした。

片山くんは今時の草食系男子みたいな人で
井沢さんは小柄でチワワのような可愛い女性だった。

「水城さんですよね?めっちゃ綺麗だって聞いてたから会えて嬉しいです!
本当に噂どおりに綺麗な方でびっくりです!」


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