君と奏でる、永遠のメロディー

4

僕たちは、川沿いに立つカフェへ入った。

とても洒落た雰囲気で、浮いてしまっていないか、不安になった。

「この席いいね!座ろ」

彼女が言うから、窓際のカウンターに並んで腰掛けた。

そこから見える水面は、夕日を受けてキラキラと、幻想的に輝いている。

向こう岸の遊歩道には、ジョギングをするおじいさんが見え、元気だなぁと感嘆した。

「そうだ。この後どうしようか?」

自然な感じで問う。

「うう〜ん」

彼女はうっすら眉間を窪ませる。

そう思うと、パッとこちらに顔を向けた。

「じゃあ、服が見たい」

彼女の答えに、何とも女の子らしいなって感じた。
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