「駿太郎さん、私は会社の役に立ちたい」

駿太郎は、目を見開いて彩月を見つめた。

「駿太郎さんのお父様の会社だもの。私ができることなら何でもしたい」

「それなら、俺も一緒に行く」

彩月は驚いて駿太郎を見上げた。

「でも、それだと,,,」

「俺が一緒に行きたいんだ」

駿太郎は彩月をぎゅっと抱き締めた。彩月も嬉しそうに駿太郎の胸に顔を埋める。

「,,,うぉっほん」

駿太郎の父・庄之助が顔を赤くしてわざとらしく咳をした。

彩月はそれを聞いて慌てて駿太郎から離れようとするが、駿太郎がそれを許さない。

「会社を辞めてでもついていくから」

由子と真由香は声を上げて笑っている。翔一朗は苦虫を潰したような顔をしていた。