君と運命の恋をもう一度
君に会えてよかった
俺にはどうしても忘れられない人がいる。

あの時のその瞳が、俺に触れるその手の感触。温かさ。
今でも昨日のようによみがえるのに……。

どうして?どうして?あの時、俺は君の手を離したんだろう……。

ただ静かに涙を流す君を、本当は抱きしめて、むちゃくちゃに思いっきりただ抱きしめたかった。

それをできなかった俺を、君は許さないだろう。

この広い空の下、君は今幸せに笑ってる?
そんな事を望む俺をどうか許して。

もう一度だけ、声を聞きたい。

今なら君を離さないのに……。

そんな遅すぎる後悔が胸を占拠する。


覚えてしまっているこの携帯の番号は……今でも君に繋がる?

そんな淡い希望だけで、今俺は生きている。
< 1 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop