秘書課恋愛白書

宮野社長と仕事を始めて今日でやっと4日目。

こんなに1週間が長くて、1週間が早く終わればいいなんて思ったことなかった。

本気でこの仕事を天職だと思い好きだったからこそ、そうは思わなかったのに。


こんなにも土日が待ち遠しいと思うのは初めてだ。

今日が終われば、

今日さえ終われば素敵な休日が待っている。


我慢我慢…

真顔で書類の山を一つずつ処理していく。



「社長印押すのだって貴方の立派なお仕事ですよ」

「効率が悪い」

「いやいや。そこで遊んでらっしゃるぐらいならハンコ押しなんて簡単なものですよね」


"遊んでる"という言葉を強調して嫌味たらしくいってみた。

私の言葉がカンに触ったのかムッとした表情でこちらへ振り返った。



「……キミにはこれが遊んでいるように見えるの」

「じゃあさっきから何をされてるんですか?」



私の方に背を向けてソファーで寝転がってるがソファーと社長席の距離が意外にも遠く、ノートパソコンの画面がこちらからは見えない。

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