Mon seul dieu【短編】
a n g e


出逢った瞬間


「嗚呼、この人は神様に愛されて産まれたんだろうな」


と思った。



色素の薄い髪に透き通った瞳。


100人に聞いたら100人全員が『綺麗』だと答えるであろう容姿だった。



『綺麗』と表現したけど


目の前の人は中性的な顔をした青年。



「貴方はだれ?」



「僕は…神だよ」
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