第三章 難攻不落の契約者

 アポイントよし! 資料もよし! 気合もよし!

 わたしは頭のなかでシミュレーションを繰り返しながら、駅からケイウエディングへの道を歩いていた。

 この間この道を歩いたときとは、決意が違う。あの時は課長や芽衣子さんに言われてしぶしぶだったけれど、今は絶対に神永さんを納得させる提案をして契約してもらうつもりだ。

 あの模擬挙式がわたしの闘志に火をつけたのだ。

 大きなアイアンゲートをくぐりながら、今日こそは!と覚悟を決めていた。

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