不良な彼と恋の契約
1、*君に出会う…*

嘘付いちゃいました。

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「好きです、付き合ってください!」


入学して、一ヶ月。
私の日常は穏やかではない。

毎日毎日、知らない男の子からの告白。

「私、今は誰とも、付き合う気は無く。
ごめんなさい」


ずっとそう、断って来たけど。
さすがに、限界を感じていた。

その放課後。

「想ちゃんが、好きです誰とも付き合ってないなら、付き合ってください!」

困る私。

頭の中で、今朝のうわさのあの人が浮かぶ。



”佐伯仁ってかなり、やばい不良らしいよ”


佐伯仁。

校内一不良の彼が、浮かぶ。

「私、付き合ってる人いるから、佐伯仁くんと付き合ってるからごめんなさい!」

私、いっちゃいました。

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