麗らかな5月。


高校にも慣れて、ごく普通の生活を送っていた。



そんなゴールデンウィークのある日。


それは突然やって来た。




「あーまーねー!ちょっと来てぇー!」



自室のベッドに寝転んで、山椒を食べ漁りながら読書中。


1階にいるはずなのに、部屋まで響いてくるお母さんの大声に呼ばれた。


ご近所さん、「またか」とか思ってないかな…。



仕方なしに部屋を出て、軽く耳を塞ぎながら階段を下りた。




リビングに入ると、ソファーに座って優雅に紅茶を飲んでいる母の姿。


たった今、大声を出した張本人とは到底、思えない。


とりあえずは近所に謝りに回らなくて済みそうなレベルらしくてホッとした。



「なに?」


「あ、来たわね!」


この作品のキーワード
元男子校  逆ハーレム  王子様  お姫様  優しい  無口  可愛い  ツンデレ  関西弁  イケメン