「もしかしたら、何か力になれるかも知れません」。
遠縁の松野三門(まつのみかど)からそう書かれた手紙が届き、とある理由で引きこもっていた中学三年生の中堂麻(なかどうあさ)は冬休みを彼の元で過ごすことに決める。
三門は「結守さん」と慕われている結守神社の神主で、麻は巫女として神社を手伝うことに。
しかしそこは、月が昇る時刻からは「裏のお社」と呼ばれ妖たちが参拝に来る神社で……?
妖と人が繰り広げる、心温まる和風ファンタジー。
*ファンタジー部門で野いちご1位、ベリカ6位を頂きました。ありがとございます。
*続編は野いちご・ベリカに掲載中!