暴走族の姫〜SECOND〜
子供達
聖side


「うぜぇわほんと。弱いふりしてんじゃねぇ、きもい。」













   
聖「違うよ、ほんとうにわた」





      









パシンッ
















「それがうぜえっていってんだよ。あ、兄貴にはゆうなよ。言ったらどうなるかわかるよな?」
















学校に来たら毎日同じようなことが数人によって繰り返される。















私は中学にほとんど行けなかったせいで、勉強ができなかった。















その為、あまり頭の良い学校に入れなかったというのもある。















しかも、そこは俗にヤンキーと呼ばれる者たちの集まったような学校だった。















心臓が悪い私は休むことも少なくなく、そのせいでイジメと呼ぶものにあっていた。















お兄ちゃんもこの学校に一緒に入学してくれたけど、学校どころか最近はあまり家にも帰ってこない。

















その原因は多分、父だ。
















「じゃあね〜。笑」















今日も私に飽きたいじめっ子が去ってゆく。
















そして、私もやっと帰ることができる。
















一人ぼっちの家に。







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