~一条なおside~

翔がなんとかするからと言ってから1か月が過ぎた。

見合いの日に翔のマンションで翔を見送ってから、翔のマンションに行ってはいない。

毎日仕事はいつもどおりこなしている・・・。
そして時々、仕事中にわたしを置いてどこかに出かける。

仕事終わりにするキスはライトなものになってしまった・・・。

それはさみしいけど・・・きっと翔は何か考えがあってのことだと思う・・・。
絶対なんとかするといった翔を信じよう・・・。


そう思ってずっと我慢してきた。

けれど・・・それも、もうそろそろ限界・・・。



今日も翔は昼前に
「ちょっと出てくる。」
と言って出かけて行った。


また・・・。


そしてわたしは待ちぼうけ・・・。
仕方なく名刺や資料の整理をする。


そして翔は昼前に戻ってきた。

「あ、昼からの、アポどこだったっけ?」

「トライディ電子の田口様です。」

「あ、了解。行くぞ。」

車の中でも無言・・・。


あまりにもひどすぎない?
この、扱い・・・。


そもそもこれって翔とわたしの問題なはずなのに、わたしは当事者として扱われてない気がする・・・。

もう無理だと思った。