幸せの華
第2話

麗華Side

「とりあえず今日は帰るよ」

そう告げる麗華。
どれだけ話し込んでいたのだろう。
日が暮れ始めていた。


「家、どこだ?」
「楓達は?」
「5分位の所のタワーマンション。」


そう楓が答えると麗華は驚いた顔をした。
それもそうだ、だって…


「私もそこなんだけど…」


そう、麗華はみんなと同じマンションに住んでいたのだ。


「俺達は最上階の2フロアに住んでる。」
「私その下に住んでる。」
「…なら一緒に帰るか」


楓の言葉に皆は帰るために立ち上がる。
学校を出て車に乗りマンションへと向かった。
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