世界で一番、不器用な君へ
運命の夏祭り


「聞いて楓っ!赤点、ギリギリ回避…!!」


「おお、すごいじゃん、アンタにしては。じゃあ鬼の補修も今年は受けなくていいんだね」


「よかったああ、部活の先輩たちに怒られなくて済む…」


去年はそのせいで前半の部活に遅れっぱなしで大分絞られたっけ。


それに、今年は絶対に補修を受けるわけにはいかない。


だって…


「お、万年赤点ついに脱却?」


「うっさい蓮!」


「去年の夏祭りの日、みんな楽しんでんのに夜まで補修漬けであれはケッサクだったな〜」


そう、夏祭りの日の補修は夜までっていう謎の鬼ルールがあるから。


「ま、俺は今回も一位だけどな」


「腹立つー!!!」

< 138 / 190 >

この作品をシェア

pagetop