先生と準備室 後編
同棲

また自分のせいで

あれから凌久に頻繁に連絡を取り合っていて

いつも通り電話をしていたある日。

「もしもし?佳奈?」

「凌久どうかした?」

「あのさ…俺と一緒に住まない?」

え?一緒に住まない…?!

何度も頭の中でリピートされる

「もしもし?佳奈!?なんかあったか!?」

電話の向こうで凌久の焦る声が聞こえる。

「え!?あ、全然!」

「良かったぁ…で、どうかな…? 」

「良いの?私が住んでも」

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