。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
もしかしてーーーー。


「亡霊は大切にしているモノや、欲しいモノには手段を選ばず、手をつける。

潰された族の総長には、大切な人がいた。

奪われて傷つけられてーーーー彼女は今、、」



彼女は今なんだよ。


その先を言えよーーーー。










「一週間前、自ら命を絶ったよ。

まだ、16歳だった」



16歳って、あげはと同じーーーー?





「龍くんが今、囚われてるのを知ってる可能性がある。


そしてーーーー龍くんに大切にしているモノがあること。

お前達は、守り切れるか?」







俺達は、もう我龍じゃないーーーー。




だけどーーーー





「はい、"龍神"の誇りは持ってる。




龍神は、何があってもあげはを守り抜くことを
約束するーーーー。





それは、一生切れない約束だ。
亡霊から守ってやる。


絶対に、守ってやるからーーーー」






俺達には、光がある。




導く光と、飛び立つ羽根がある。

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