16年間ありがとう♡大好きな君へ
私が5歳の頃、祖父がなくなった。
赤ちゃんの頃からずっといた愛犬も亡くなった。
その時はまだ幼く、死というものを理解していなかった。

私は、不思議でしょうがなかった。
なぜ、周りの大人は泣いているのだろうと。
気がつけば、祖父と愛犬がいなくなっていた。

祖父はガンだった。大きくなってから聞いた。
医者の処置が悪く、手術後縫ったところがとれ、
お風呂場が血だらけになったそうだ。
そんなことにも気がつかなかった。
そんな体調だったのにも関わらず、私を膝の上にのせたり、お腹の上に乗せて寝ていたり。
大好きだった。

愛犬は小さい頃は怖くて触れなかった。あまり、遊んだ記憶がないのだ。
ただ、大きい犬って事しか覚えていない。
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