人間サイコロ
放課後になり、廊下に自然と6人が集まる形になっていた。


「今日はちょっと面白い噂話を聞いたんだ」


歩き出した時そう言ったのはカズヤだった。


あたしとミホとホナミの3人は顔を見合わせ、バレないようにうんざりした表情を浮かべた。


「噂ってなんだよ?」


イクヤが興味を示して聞いている。


「あのゲーム研究会が、危険なゲームを持ってるって噂なんだ」


「危険なゲーム……?」


あたしは首を傾げて聞き返した。


あの部室には昔の遊び道具も沢山置かれている。


けん玉やベーゴマ、竹馬なんかもあったはずだ。


怪我をしやすいという意味で危険なものなら、確かにあった。


「どういうゲームなのかは聞いてないけど、厳重に保管されてるらしい」

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