TRICK OR TREAT

Trick or Treat

「今日はハロウィンなので毎年のように立食パーティー形式で行い仮装でお客様をお迎えします、準備はいい？」とママはみんなに言うと全員が低く声で「はーい」と答える。

「そうそう、今日はセイコちゃんがいないので助っ人に恋人のリンリンに手伝ってもらいまーす、みんなに拍手〜」とママは梨沙子の背中を押して梨沙子は少し前に出た。

パチパチ とみんなが拍手。

「リンリン挨拶」とママが梨沙子に話かける。

「リンリンです、頼りないですがよろしくお願します」と頭を下げる。

「じゃぁそれぞれ持ち場に戻って〜けどリンリンに質問はNGだから…」といい終わる前にママを押しのけみんなが梨沙子のまわりに集まり質問ぜめに。

「セイコは男としてどう？」

「私に乗り換えない？」

「喧嘩したりするの？」と梨沙子に質問攻め。

「えっ、えっ、？」と梨沙子はあたふた。

「あなた達その辺にしなさい、お客様がいらっしゃるわよ。」ママの一言でみんな自分の持ち場に戻る。

「ごめんなさいね、みんな面白がっているだけだから」

「大丈夫です、予想はしてましたから」

「じゃぁ頑張って」と梨沙子の肩に ポンと叩きカウンターに入って行く。

「はい」 やっぱりマズったかなぁ〜