続わが子に恋した元ギャルママ
濡れていたいの…
(ミーンミンミンミンミンミーン…)

時は、2016年7月25日の朝7時過ぎのことであった。

場所は、牛渕団地(東温市)にある一戸建ての家にて…

アタシ・しほこ(36歳・モデル兼パート)と長男・たけのり(18歳・高3)は、居間の食卓で朝ごはんを食べていた。

テーブルの上には、ハムサンド・ベーコンエッグ・グリーンサラダ・コンソメスープが置かれている。

アタシは、白のシャツに黒のズボン姿のたけのりをじっと見つめている。

この時、乳房(むね)の奥でドキドキした気持ちが高まった。

(ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン…)

どうして…

どうしてなの?

たけのりの顔をじっと見つめているだけでも…

ドキドキしちゃう…

ああ…

気持ちが…

バーストしちゃう…

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

アタシはこの時、イスから立ち上がったあと、たけのりに抱きついてキスをしようとしていた。

急に抱きつかれたのでおどろいていたたけのりは、アタシから離れたあと、アタシにこう言うた。

「かあさん!!かあさんてば!!」
「えっ?」
「かあさん!!やめてくれよ!!急に抱きついてくんなよ!!」
「そんなに怒んなくてもいいじゃないのよぉ(くすん)」

アタシはショボンとした声で言うたので、たけのりはアタシにこう言い返した。

「かあさん…この頃おかしいよ…」
「どうしたのよ急にぃ…」
「この頃、オレの顔をジロジロと見てばかりいるけれど…どうしてオレの顔をジロジロと見つめているのだよ!!」
「だってぇ…好きなんだもん…」
「好きなんだもんって…」
「たけのりのことが好きなのぉ…」
「かあさん!!わけの分からんこと言わんといてくれるかな!!」
「どうしてそんなに怒んのよぉ…」
「かあさん…おかしいよ…どうして息子のオレに欲情しているのだよ!!」
「だって好きなんだもん…」
「ああ!!ワケわからなくなったよ!!かあさん!!かあさんはどうして息子のオレが好きだと言うのだよ!!それだったらカレ作れよ!!」
「だってぇ…いい男いないもん…」
「そんなことばかりを言うているから好きなカレができないのだよ!!」
「カレいらないもん…」

アタシは、すねた声でたけのりに言った後にひと間隔置いて、カノジョはいるのとたずねた。

「たけのり…たけのりはカノジョいるの?」
「いないよ!!」
「いないの?」
「だから、好きなカノジョはいないと言っているだろ!!かあさん!!かあさんはオレにどうしてほしいのだよ!!オレにカノジョがいる方がいいよと言いたいのかよ!!」
「だってぇ…好きなんだもん…」
「かあさん!!いいかげんにしろよ!!息子は息子!!どんなにかあさんがオレのことが好きだと言っても、男にはなれないのだよ!!」
「だってぇ…いい男いないもん…」
「やめてくれよ!!この頃おかしいよ…急にキスしてきたり、風呂場の入り口で服を脱いだり…オレがお風呂に入っている時にいきなり入ってくるし…」
「だってぇ…好きなんだもん…」
「もういい!!ごちそうさま!!」

たけのりは、朝ごはんをだいぶ残してイスから立ち上がった後、ウグイス色のカバンを持って出かけようとしていた。

「たけのり…」
「なんだよぉ!!」
「学校に行くの?」
「そうだよ!!」
「夏休みなのに、学校って…」
「サマースクール!!サマースクールなんだよぉ…」
「どうしてなのよぉ…アタシさみしいのぉ…」
「だったら、カレ作れよ!!」
「(すねた声で…)いい男いないからカレいらないもん…」
「だからかあさんはカレができないのだよ!!ああもう!!いってくる!!」

たけのりは、突き放すような声でアタシに言った後にカバンを持って家から出ていった。

ひとり部屋に取り残されたアタシは、大きくため息をついた後に、ソファーに座った。

どうして…

どうしてなの…

アタシ…

たけのりのことが好きなのに…

たけのりにきらわれてばかりだわ…

アタシ…

悲しい…

アタシは、寝室に入った後、鏡の前に座ってフリフリがついているエプロンをとったあと、鏡に写っている自分の顔を見つめていた。

アタシは…

どうして、たけのりのことが好きになってしまったのかな…

たけのりは…

アタシが18の時に、胎(おなか)を痛めて産んだ長男だけど…

たけのりが16歳の誕生日の日のよるに…

アタシの乳房(むね)の奥で眠っていた願望が…

目覚めそうになっていたのよ…

その時に…

アタシは…

たけのりのことが…

好きになってしまったの…

アタシは、高1の時に当時左官工だったダンナと結婚を前提にお付き合いをして、高卒と同時にデキ婚をした。

しかし、ダンナの浮気が原因で3ヶ月でリコンをした。

その時にアタシは、胎内にたけのりを宿していた。

アタシは、ダンナとリコンをした後に波止浜の母子保護施設に保護された。

その後、施設の一室でたけのりを出産をした。

出産後、アタシは育児をしながらギャルママ雑誌の専属モデルをしていた。

5年前に、牛渕団地にある分譲の土地を買って、2階建ての家を建てて、母子ふたりで仲良く暮らしている。

たけのりが16歳の誕生日のよるに、アタシはたけのりをひとりの男として見るようになっていたのと同時に、アタシの乳房(むね)の奥で眠っていた女の願望が目覚めようとしていた。

たけのりのことが好きなの…

たけのりのことが好きなの…

お願い…

カノジョを作らないで…

アタシ…

たけのりじゃないとダメなの…

たけのりじゃないと…

女の願望を満たすことができないの…

アタシは、たけのりの誕生日の夜から抱き続けている女の願望が目覚めそうになっていたので、どうしようもない気持ちにかられていた。

その日の夜のことであった。

たけのりは、2階の寝室で寝ていた。

時は、タクシーの深夜料金の時間帯(深夜11時から翌朝5時頃)になってから二時間後のことであった。

アタシは、見たい番組を探してチャンネルを換えていたけど、地デジで見たい番組がなかったのでBSデジタルに変えて、チャンネルを探していた。

BS8チャンネルに変わった時に、過激な濡れ場シーンが映っていたので、アタシは衝撃を受けていた。

ドラマは、生き別れになった息子だと言うのを知らずに実の息子を好きになってしまった30代後半の女性の悲しい恋の物語であった。

シーンは、生き別れになった息子とヒロインの激しいベッドシーンであった。

「かあさん!!かあさん!!」
「(生き別れになった息子)…かあさんにキスして…かあさんにキスしてお願い!!」

生き別れになった息子役のイケメン俳優さんがヒロインを演じるママ雑誌の専属モデルさん女優に激しいキスをした後、ヒロインが着ている衣服をビリビリに破いていた。

女優さんは、より激しい泣き声をあげてよがり狂っている。

衣服が破れて、ブラジャーが引きちぎられてバストトップがあらわになって、実の子にグチョグチョに汚れて行く過激なベッドシーンを見たアタシは、脳天により強烈なインパクトを受けてしまった。

そしてふたりは、名前を呼びあって行くうちに、イケメン俳優さんは『後悔しない?』と言うたので、ヒロインを演じる女優さんはこう答えていた。

「後悔しない…お願い…かあさんをメチャメチャにして…ボロボロに汚してぇ~」

そして、最大級の見せ場に来た時であった…

「イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!」

主演女優さんが、より強烈な叫び声をあげている時、画面に映っている黒い紙の上に白濁の液体が飛び散っている様子が映っていた。

ドラマはそこで終わった。

アタシは、テレビの電源を切った後にひと間隔を置いてから大きくため息をついていた。

ああ…

アタシも…

今日見た深夜ドラマの主演女優さんのように…

たけのりとベッドの中で生まれたままの姿になって…

激しい濡れ場シーンを演じてみたいわ…

たけのり…

アタシ…

たけのりのことが大好きなの…

たけのりのことが大好きなのに…

どうしてたけのりは…

アタシを抱いてくれないの?

アタシは、たけのりのかあさんだから抱けないの?

それとも…

好きなカノジョができたからなの?

イヤ…

たけのりにカノジョができたら…

アタシ…

生きて行けない…

お願い…

せめて、ふくよかすぎる乳房をさわるだけでもいいからアタシを抱いてよ…

たけのり…

アタシ…

たけのりとキスしたいの…

アタシがキスしてほしいと思っている時に…

どうしてキスしてくれないの?

アタシ…

切ない…

さみしいよ…

アタシは、深夜ドラマの最後のシーンで主演女優さんが激しい恋泣きをあげているのと同時に、黒い紙に白濁の液体が飛び散っているところを見たので、自我を抑制する力を喪って(うしなって)いたのと同時に乳房の奥で眠っていた女の願望が目覚めようとしていた。

ああ…

(ドバドバドバドバドバ!!)

この時、アタシが着ているクリーム色のシフォンスカートが大量の失禁でベトベトに濡れていた。

この時点で、アタシは長い間眠っていた女の願望が目覚めてしまった。

それから数日後のことであった。

この日は、たけのりのサマースクールの前期の最後の日であった。

ところ変わって、松山市大街道のロープウェイ街にて…

カバンを持ってひとりで歩いていたたけのりをみたアタシは、行く手をはばんだ後、ニヤニヤした表情でたけのりにこう言うた。

「たけのり…学校終わったのぉ?」
「かっ、かあさん!!」
「どうしたのよ、そんなにびっくりしなくてもいいでしょ…」
「かあさん!!何をしに来たのだよ!!」
「だってぇ…かあさんさみしいもん…」
「かあさん!!変だよ!!おかしいよ!!」
「えー、どうしてなのよぉ…」
「どうしてここまで来たのだよ!!」
「どうしてって…かあさんは…たけのりのカノジョだから…」
「かっ…カノジョ…かあさん、ぼくはかあさんの息子だよ…なのに…おかしいよ…」
「だって…たけのりにカノジョがいないと言うのだったら、かあさんがたけのりのカノジョになってあげるわよ…」
「かあさん…かあさんはかあさん!!オレにカノジョがいないことをいいことに変なことせんといてや!!」

たけのりは、アタシをふりきったあと、再び歩いて行った。

アタシは、煮え切らない表情でたけのりのあとを追いかけて行った。

ところ変わって、大街道のスクランブル交差点にて…

「たけのり…」
「なんだよぉ…」
「ねえたけのりってば…」
「かあさん!!変なことせんといて!!」
「待ってよぉ…」

ふたりは、押し問答の末に、アエル(元はラフォーレだったが今は複合商業施設ホテル)の玄関の前まで来ていた。

たけのりは、アタシがシツヨウ求めていたことに対して、ひどく怒っていた。

「かあさん!!いいかげんにしてくれよ!!かあさん!!オレの声が聞こえないのかよ!!」
「どうしてそんなに叫ぶのよぉ…かあさんしんどいのよ…」
「かあさん!!この最近暑いから頭がおかしくなってしまったのじゃないの!?」
「えー、そうかなぁ…」
「そうだよ!!かあさん!!かあさんはオレのことが好きだと言うけれど、オレは息子だよ!!」
「いいじゃないのよぉ…」
「よくないよ!!」
「どうしてなのよぉ?」
「だから、カレ作れよ!!」
「いい男いないもん…」
「かあさん!!『いい男いないもん』と言うけど、そう言えばそういうほどカレできなくなるのだよ!!」
「できなくなってもいいもん…カレ作っても浮気されるから…」
「だから決めつけるなよ!!」
「決めつけじゃないもん…とうさんが浮気者だったから…」
「頭いたくなってきたよ…」
「どうしたのよぉ…」
「かあさんがおかしいことばかり言うから頭がいたくなってきたのだよ…」
「アタシ、そんなこと言ったっけ?」
「かあさん…頭冷やすために、この近くのマクドへ行こう…」

アタシは、たけのりと一緒にアーケードの入り口にあるマクドへ行って、お茶をのみながらお話をしていた。

ところ変わって、マクドの店内にて…

テーブルの上にはビッグマックのセットが置かれていた。

アタシは、たけのりが豪快にビッグマックを食べている様子をニヤニヤした表情で見つめていたので、たけのりは困った表情でアタシにこう言うていた。

「かあさん…かあさんってば…」
「なあに?」
「なあにじゃねえよ!!」
「どうしたのよぉ…」
「どうしたのよぉじゃねえだろ!!どうしてかあさんはオレの顔をニヤニヤした表情見つめているのだよ!?」
「だってぇ…アタシはたけのりのカノジョだから…」
「かあさん!!どうしてかあさんはオレのカノジョになったのだよ!?」
「どうしてって…たけのりにカノジョいないからアタシがたけのりのカノジョ…」
「それ今日でなんべん言うたのだか…」
「どうしたのよぉ…」
「かあさん!!」
「なあに?」
「かあさんさあ…どうしてオレのことをカレとして見るようになったのだよ…オレは息子だよ!!」
「いいじゃないのよぉ…かあさんはたけのりのことが大好きだからたけのりをカレシにしたのよ…」
「かあさん…」
「何よぉ…」
「かあさん、暑いので頭がおかしなったんと違う?」
「そんなわけないわよぉ…」
「かあさんね…またどこぞのドラマの影響を受けたのじゃない?」

アタシはこの時、たけのりをさらに困らせようと思っていたので、ニヤニヤした表情でたけのりにこう言うた。

「たけのりぃ…」
「なんだよぉ…」
「たけのり…知ってる?」
「何がだよ…」
「月~金のBS8チャンネルで放送している『タクシーの深夜料金劇場』で放映されているドラマよ…」
「そんなドラマあったっけ…」
「あるわよぉ…ドラマのタイトルは『かあさんの星』だったかしら…ヒロインが…生き別れになった息子と知らずにカレを愛してしまう話…」
「かあさん…また深夜のメロドラマに影響されたので頭がおかしくなっているんじゃないのかな…」

アタシは、たけのりから突っ込まれてしまったのでくすんとした表情になっていた。

たけのりは、ひと間隔を置いてからアタシにこう言うた。

「かあさんね!!ドラマはドラマだよ!!現実にはそんなことはできないのだよ!!分かっているのかなぁ…」

アタシは、くすんとした表情でたけのりにこう言うた。

「くすん…さみしい…」
「かあさん…」
「たけのり…たけのりは…かあさんのこと好きなの?」
「好きだよ…母親として好きだよ…」
「それだけぇ?」
「どういうわけなのだよぉ…」
「他に好きなところは?」
「えっ?」
「ひとりの女として好きなのかどうかが知りたいのよ…」
「困ったなぁ…」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…」
「何がおかしいのだよ!!」
「だってぇ…たけのりかわいいからからかいたくなるもん…」
「やめてくれよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…」

アタシはこの時、たけのりがさらに困った表情をしていたので、ニヤニヤとした表情でたけのりをからかって遊んでいた。

たけのりがさらに困った表情をしていたので、アタシはたけのりにこう言うた。

「たけのり…本当のことを言いなさいよ…」
「だから何をだよぉ…」
「たけのりは、かあさんのこと…母親として好きだよと言ったわよね…」
「そうだけど…」
「本当のことを言ってよ…かあさんのこと…女として好きなのよね…」
「だからどうしてそこでちょっかい出して来るのだよ!?」
「かわいいから…」
「かわいいから?」
「うん(ニヤニヤ…)」
「うんって…かあさん…」
「ねえ…本当のことを言ってよ…」
「だから何をだよぉ…」
「かあさんのこと…女として好きなのよね…」
「だから!!かあさんはかあさん!!かあさんはカノジョになれないのだよ!!」
「そうかしら…かあさんでも、その気になればカノジョになれるのよ…」
「ゼッタイありえない!!」
「ねえ…片意地張らないでさぁ…本当のことを言ってよ…」
「だから!!どうしてかあさんがオレのカノジョになったのだよ!!そういうコンキョはあるのかよ!?」
「あるわよ…」

アタシは、ひと間隔を置いてからたけのりにこう言うてからかっていた。

「たけのり…たけのりはいくつの時までかあさんのおっきなおっぱい吸っていたのかな…」
「1歳の前まで…」
「ウソ…ウソばっかり…たけのりは3歳になってもかあさんのおっきなおっぱいばかり吸っていたじゃないのよ…かあさんのおっきなおっぱいは120のLカップバストなので…たけのり『おかあさんのおっきなおっぱいはぼくのものだ!!』と言って離れなかったじゃない…」
「やめてくれよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…他にもぉ…たけのりは小学校4年生になってもかあさんとお風呂入っていたよね…お風呂に入っていた時もかあさんのおっきなおっぱいばかりさわっていたクセに…甘えん坊さんねぇ…」
「やめてくれよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…クスクスクスクス…」
「かあさん…やめてくれよ…恥ずかしいから…」
「クスクスクスクス…やっと認めたわね…たけのりはかあさんのことを女として好きだと言うことを…」
「認めてねーよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…隠さなくてもいいのよ…かあさんのおっきなおっぱいが気になっているから…いつかはひとりの女として…」
「考えてねーよ!!」
「クスクスクスクス…クスクスクスクス…」
「困ったなぁ…」

アタシは、ひと間隔置いてからたけのりにこう言うた。

「ねえ…明日デートに行かない?」
「デート?」
「海に行こうよ…アタシ…たけのりと一緒に手をつないで、オキニのビキニを着てビーチを一緒に歩きたいの…」
「分かったよ…」

たけのりはもう降参と言う表情になっていた。

アタシは、ニヤニヤとした表情でたけのりを見つめた後、テーブルに置かれている揚げ物を右手でつまんで、ケチャップをつけてからアーンとしてとたけのりに言うて食べさせていた。

からかいすぎたかな…

まあいいわ…

そして次の日の午後のことであった。

アタシとたけのりは、伊予市の五色姫海浜公園のビーチへデートに行った。

この日は、朝から雲ひとつない快晴で行楽日和であった。

海浜公園の中にあるビーチにて…

たけのりはえんじ色のサーフパンツ姿で、アタシはピンク系のペイズリー柄のビキニの水着姿で桟敷席に座っている。

ふたりは、肩を寄せあって海をながめていた。

アタシは、水着姿のたけのりのたくましい肉体を見たので、乳房(むね)の奥のドキドキが激しくなっていた。

どうしよう…

アタシ…

おさえきれない…

たけのりのたくましい肉体を見たので…

ドキドキが激しくなっているみたいだわ…

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

ああ…

どうしよう…

激しくドキドキしているみたいだわ…

もう…

おさえきれない…

アタシは、抑えきれなくなっていたのでたけのりを連れて松原へ行くことにした。

アタシとたけのりは、ビーチからビーチバレーのコートと駐車場を横切った後に近くにある松原へ入った。

松原に入った時であった。

アタシは、たけのりのたくましい肉体をむさぼりたいと思っていたので、乳房(むね)の奥の鼓動がさらに高まっていた。

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

ああ…

どうしよう…

松原の奥へ行けば行くほど…

ドキドキとした気持ちが高鳴って来るわ…

もうダメ…

おさえきれないわ…

そして、松原の行き止まりに着いた。

アタシは、たけのりに何も言わずに強引に抱きついた。

「かあさん…かあさんってば!!」
「たけのり…ねえたけのり…」
「かあさん!!やめろよ!!やめろよかあさん!!」

アタシは、たけのりを強引に倒した後に激しい力でたけのりを押さえつけた。

「かあさん!!苦しい…苦しい…」
「ねえいいでしょ…ねえたけのり…」
「かあさん…苦しいよぉ…やめろよ…」
「やだ!!かあさんたけのりのことが好きなの…好きなの…」
「やめてくれよ!!」
「やーだ!!かあさんおさえきれない!!ねえいいでしょ…かあさん…たけのりの肉体がほしいの…ねえいいでしょ…たけのり…かあさん…ほしいの…たけのりがほしいの…」
「やめてくれよ!!ンググググググググ!!ンググググググググ!!」

アタシは、激しい力でたけのりを気絶させた後、たけのりのたくましい肉体を無我夢中でむさぼっていた。

やっと…

やっと願いが叶ったわ…

たけのりの肉体…

たくましくて、肉つきがいいわ…

アタシは、たけのりに夢中になってしまったのと同時に、たけのりのことをソクバクするようになっていた。

たけのりの高校最後の夏休みは、松山周辺の地域にあるデートスポットへ遊びに行ったり、衣山のパルティの中にあります映画館へ行ってラブロマンスの映画を観賞しに行くなどして過ごしていた。

すべて、アタシが主導でデートをしていた。

たけのりは、夏休み中はアタシとデートをすることが楽しいというていたけど、二学期に入った辺りから急にアタシに冷たくするようになっていた。

たけのりの高卒後の進路は専門学校に進学することが決まっていたので、今後の生活のことなどで頭がいっぱいになっていた。

それと同時に、たけのり自身の気持ちが『このままでは好きなカノジョができなくなる…』と言う気持ちになっていた。

なので、家庭内がさらに不安定になっていた。

たけのりは、アタシが声をかけても反応しなくなっていた。

それと比例するように、アタシの気持ちが不安定になっていた。

アタシは、たけのりのスマホのラインのアプリにメッセージを送って、たけのりからの返事を待っていた。

時間空いてる?

いつデートできるの?

かあさん、さみしい…

たけのりに会いたい…

たけのりは、アタシからのラインのメッセージに対しまして『時間がないのだよ!!』と言うメッセージのあとに怒っているスタンプが貼り付けられていたので、アタシはひどく傷ついてしまった。

10月28日頃のことであった。

たけのりが冷たくなったと思い込んでしまったアタシは、その日の夜にたけのりと大ゲンカを起こしてしまった。

アタシはこの時、たけのりに好きなカノジョができたと思い込んでいた。

時は夜9時過ぎのことであった。

家の居間にて…

アタシはたけのりに『好きなカノジョができたから急に冷たくなってしまったのね…』と言うたので、たけのりが思い切りキレてしまった。

「かあさん!!いいかげんにしてくれよ!!どうしてかあさんはオレにカノジョができたと決めつけるのだよ!!」
「だってぇ…かあさんさみしいもん…かあさん…カノジョにたけのりを取られたから悲しいもん…」
「決めつけないでくれよ!!」
「決めつけじゃないもん!!たけのり!!答えてよ!!かあさんよりもかわいいカノジョの方を選ぶのね!!」
「違うと言っているだろ!!」
「たけのり!!たけのりのカノジョはかあさんなのよ!!」
「思い上がるのもいいかげんにしてくれよ!!かあさん!!オレ…高校卒業したら、大阪の専門学校へ進学をするから…かあさんと離れて遠くで暮らすから…それだけは言うておくから…」

たけのりは、アタシに突き放すような声で言った後、足音を立てて2階へつながる階段を上がって行った。

アタシは、たけのりからきつい声で言われてしまったので、ひどく傷ついていた。

くすん…

きらわれちゃった…

アタシ…

たけのりにきらわれちゃった…

アタシは、居間のテーブルにふせてくすんくすんと泣いていた。

アタシは、一晩中泣きじゃくっていたけど、傷ついてしまった心は癒されることはなかった。

どうして…

どうしてアタシは…

たけのりにきらわれてしまったのだろうか…

どうしてアタシは…

たけのりをソクバクしてしまったのだろうか…

どうして…

どうしてアタシは…

好きなカレができなかったのだろうか…

そんなことを思えば思うほど、悲しみが広まって行くばかりであった。

そうした気持ちは、たけのり自身にもあった。

たけのり自身の気持ちも、アタシは母親だからどんなに愛しても、カノジョにはなれないし結婚もできない…と思ってはいる…

けれど、小さい時にアタシのふくよか過ぎる乳房に甘えていたことなど、アタシの肌に触れていた期間が長かったので、心のどこかでアタシへの想いが残っている…

アタシへの想いが残っていたら、好きなカノジョができなくなる…

たけのり自身は、必死になって心の中に残っているアタシへの想いを打ち消そうとしている…

だけど…

アタシのことが好きなので…

想うように行かない…

そうした気持ちのモヤモヤを抱えたまま、2017年3月1日にたけのりは高校の卒業式の日を迎えた。

2017年3月1日の午後1時頃のことであった。

場所は、大街道のロープウェイ街の通りにて…

アタシは、たけのりが通っている高校の卒業式に行かなかった。

アタシは、あの日の夜にたけのりからきつい声で言われたことが原因でひどく傷ついていたその上に、たけのりと顔を合わすことがつらくなっていた。

そんな時であった。

卒業式を終えた制服姿のたけのりが、アタシの前にやって来た。

「かあさん…」
「たけのり…お話があるの…」

アタシはこの時、涙をポロポロとこぼして震える声で『ごめんね…ごめんね…』とたけのりに繰り返して言うた。

たけのりは、震える声で泣いているアタシをギュッと抱きしめた。

「しほこ…しほこ…」

この時、たけのりは『かあさん』と言わずに『しほこ』と呼んでいた。

アタシはこの時、今まで抑えていた想いをたけのりに打ち明けた。

「好きなの…好きなの…アタシ…たけのりのことが好きなの!!」
「しほこ…」
「アタシ…たけのりを…息子として育てて来たけれど…知らないところで…カレとして意識していたの…たけのりが…高校に進学した時からだった…たけのりが…アタシ好みの…たくましい肉体になっていたので…たけのりを…男として意識するようになってしまったの…アタシ…アタシ…」

アタシは、震える声でたけのりに想いを打ち明けていた。

けれど、うまく伝えることができなかったので、頭がパニックを起こしていた。

たけのりは、アタシにこう言うた。

「しほこ…オレ…しほこのことが好きだよ…今日を持ってかあさんは卒業や…オレ…しほこのふくよか過ぎる乳房に甘えていたいよ…ずっとずっと…」
「たけのり…」

アタシは、たけのりから好きだと言うことを打ち明けられたので、たけのりの胸に抱きついて泣いていた。

そして…

「くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…ねえ…たけのり…アタシのそばにいてよ…くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…アタシだけを抱きしめてよ…アタシだけを愛してよ…アタシ…たけのりに抱かれて…濡れていたいの…ベッドの中で…シーツがグショグショに濡れるまで抱いてよ…アタシ…濡れていたいの…」

たけのりは、アタシをギュッと抱きしめた後、激しいキスをした。

そしてその日の夜のことであった。

ところ変わって、家の2階にあるたけのりの寝室にて…

生まれたままの姿になっているたけのりとアタシは、薄暗い灯りが灯る中で抱き合ってキスをしていた。

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

ああ…

ドラマの世界でしかないと想っていた…

わが子と濡れ場を…

演じたいと言う願望が叶ったわ…

アタシ…

後悔しない…

アタシ…

後悔しない…

それから10分後のことであった。

「たけのり…ああ…」

たけのりは、アタシを倒した後、アタシのふくよか過ぎる乳房に抱きついて甘えていた。

「たけのり…ああ…たけのり…むさぼって…首から下の部分をむさぼって…ああ…たけのり…」

たけのりは、約150分間に渡ってキスでアタシのふくよか過ぎる乳房をむさぼっていた。

この時、アタシの身体が少しずつ濡れていた。

「たけのり…たけのり…しほこ…ああ……」

たけのりは、180分間に渡ってアタシの身体をキスでむさぼった後、アタシを激しく抱いていた。

この時、アタシは大量に失禁をしていたのでシーツがベトベトに濡れて大洪水を起こしていた。

ああ…

お願い…

濡らして…

アタシをもっと濡らして…

ああ…

「いっ…イヤ…イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァ!!」
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